インテリアデザイナー片山正通さんの展覧会は、
何が出てくるかわからない面白さに満ちている

インテリアデザイナー片山正通さんのオフィス「ワンダーウォール」を訪れたり、写真で見たことのある人は知っているはず。まるでアートギャラリーと見間違うほどの、時代も、カテゴリーもさまざまな多数のコレクションに満たされた場で、クリエイターの創造空間とはこのようなものなのかと圧倒される。

6月25日まで開催中の「片山正通的百科全書」展は、そんな片山さんのプライベートコレクション500点以上を公開し、展示や作品を通じて関心の所在を明らかにし、クリエイションの根っこを探ろうというもの。会場構成も自ら手がけている。


作品は、ライアン・ガンダーやサイモン・フジワラといった著名な現代アーティストからジャン・プルーヴェ、シャルロット・ペリアンらのオリジナル家具(!)、書籍、CD、多肉植物、動物の剥製、骨董などなど。片山さんの関心を通じて世界を見るような、何が出てきて、何を感じ取れるかわからない、わくわくするような面白さに溢れている。

会期終了まで残り3週間弱、ご興味のある方はどうぞお早めにおでかけください。

片山正通的百科全書 Life is hard… Let’s go shopping.

会期
2017年4月8日(土)〜 6月25日(日)月曜休館
会場
東京オペラシティ アートギャラリー[3Fギャラリー1, 2] 11:00〜19:00(金・土は11:00〜20:00)
入場料
一般 1,200円、大学・高校生 800円、中学生以下無料
詳細
http://www.operacity.jp/ag/exh196/