北海道・旭川のデザインイベント、IFDA ASAHIKAWA 2017の見どころは?

IFDAとは「国際家具デザインコンペティション旭川」の略称。これは3年にいちど開かれる木製家具のデザインコンペで、家具デザイナーにとっては若手の登竜門として世界的に広く知られている。IFDA ASAHIKAWAでは受賞作が決まり、入選作品展を開催。加えて、例年のASAHIKAWA DESIGN WEEKのイベント、例えば、各家具メーカーの工場見学会や新作発表、椅子研究家として名高い織田憲嗣さんのコレクションを集めた展覧会などが開かれる。

特に今年は、旭川デザインセンター(旧旭川家具センター)が一新されたり、アルフレックスの工場がリニューアルしたり、織田コレクションが4つの展覧会になったりと見所が多い。

家具工場を訪れると、働く人たちの表情はもちろんのこと、稼働中の機械や製造途中のパーツなどから、実に多くのことが伝わってくる。家具がどのようにつくられているか、“箱物”と呼ばれるシェルフやクローゼットなどと、椅子をはじめとする“足物”との製造工程の違い、さらには産地として各社がどのように協力しあっているかといったことが自ずとわかってくる。

家具やインテリアデザインに興味のある人には、たくさんの工場を一度に見ることのできる貴重な機会。旭川のもっともすがすがしい季節の開催ということもありオススメです。

IFDA ASAHIKAWA 2017

会期
2017年6月21日(水)〜25日(日)
会場
旭川デザインセンター、旭川市市民活動交流センターCoCoDe、北海道立旭川美術館、東川町文化芸術交流センター、中原悌二郎記念旭川彫刻美術館ステーションギャラリーのほか、参加企業各社
*IFDA専用のシャトルタクシーやシャトルバスあり
主催
国際家具デザインフェア旭川開催委員会
詳細
http://www.ifda.jp