肘掛けは誰のもの? 中国で飛行機や新幹線に乗るときの作法

▲上海を代表する虹橋駅。向こうが霞むほど広い! Photos by Misa Nakata

みなさんこんにちは。上海在住の津田です。今回も中国の人々の思考方法についてお話したいと思います。

さて、ひとつクエスチョンです。

あなたは新幹線の3連シートの真ん中の席になってしまいました。乗り込むと左右とも先に身体の大きな男の人が乗っていました。ふたりとも肘掛けをがっしり使っていて、さらに彼らの肘は自分の席まではみ出し、ひじょうに狭苦しい状態になっています。

しかし、このまま長い間耐えるのは嫌なので、何とかしたいと思っています。さて、あなたならどうしますか?

▲駅構内に入る時にはX線のセキュリティチェックがあります。

日本ならば、仕方ないと我慢することが多いでしょうね。もしくは少しずつ肘を当てて行って、自分の陣地をじわじわと拡張する作戦に出ますか? もしくは肘掛けの前後で空いている所に自分の肘を滑り込ませますか?

僕の会社は中国国内に多くの事業所があるので、飛行機や新幹線を使った出張がしばしばあります。そこでよく巡り合うシチュエーションがこれなのですが、中国の人は僕が狭くて困っていることに全く関心がないから、いつも嫌だなぁと思って我慢していたというのが赴任当初のことでした。

▲中国の新幹線も結構カッコイイでしょ?

しかしあるとき、違和感を感じ、待てよ、これは中国流の解決方法じゃないぞ!と思い直し、考えて考えて実行したのがこれでした。

彼らの肘の上に僕の肘を置いてみる。

その結果どうなったか? 彼らは全く動じず、僕が肘を乗せたことを気にすることなく、そのままスマホやタブレットに興じていました。僕もクッションの効いた(?)彼らの手を肘掛けとして使い、ゆったりとパソコン作業ができて快適に移動できたのです。

やりたいことをやりたいからやる。それをシンプルにやる人に誰も文句を言わない。

面白くないですか? これが面白いと思える人は中国向きですね!End

▲真ん中の席は、肘掛けに気をつけましょう。