東京、仙台、ロンドンに拠点を置くヴィジュアルデザインスタジオ「WOW」。1997年の設立以来、CG映像から始まり、CM、PV、VI などの映像デザイン、ディレクションに加え、クライアントワークでは表現しきれないオリジナリティやクリエイティビティをオリジナルショートムービーやインタラクティブ映像のインスタレーションといったオリジナルワークとして発信し続けている。

そんなWOWがこの度、4月6日（金）から4月15日（日）の10日間。東京・南青山のスパイラルの各施設を使用し、大型の展覧会「WOW　Visual Design Studio —WOWが動かす世界—」を開催する。本展覧会では、新作からアーカイブ作品まで多数を展示。昨年20周年を迎えたWOWの過去／現在／未来が一体となった回顧展でもあり、これからの展望を拓く試みにもなっている。

透明有機ELディスプレイを使用した新作などの発表もあるようで、ビジュアルデザインの今昔に止まらず、未来も体感できる機会になりそうだ。

▲「RENDER」　透明有機ELディスプレイ20枚をレイヤー状に並べ、透過した光と映像、知覚の相互作用によって、自然界の現象を身体的／空間的に提示する新機軸の作品。

▲「motion texture 02」　WOWの映像インスタレーション表現における記念碑的作品を新たにアップデートした映像作品。