TAKT PROJECTがプロダクトデザインを担当
人の手のように繊細な動きをするアバターロボット「MELTANT-α」

メルティン社HPより

TAKT PROJECTが株式会社メルティンMMIによって開発された独自開発のアバターロボット「MELTANT-α(メルタント・アルファ)」のプロダクトデザインを担当した。メルティン社は身体による限界を突破し、人類の創造性を開放するためのサイボーグ技術の開発を目指す研究開発型ベンチャー企業。

▲VI/CIデザインはGrandbaseの山森晋平氏によるもの

同社は活動の第一歩として、身体の動作を忠実に解析する「生体信号処理技術」と、生体模倣から着想を得た「ロボット機構制御技術」をコア技術とするサイボーグ技術を使って、実用可能な「筋電義手」を開発。MELTANT-αはそのサイボーグ技術のノウハウを活かして開発したアバターロボットのコンセプトモデルとなっている。

柔軟性、スピード、パワー、耐久性、緻密さ、などを兼ね備えた、限りなく人の「手」に近い動作の再現が可能となり、将来的には世界のどこへでも進出可能な「もうひとつの身体」として以下のようなシーンで活用されることが期待されている。

主な想定活用シーン

• 危険環境(災害、高所、高温、水中、化学・生物・放射能汚染、爆発物除去)
• 極限環境(宇宙、深海)
• リモートワーク(遠隔勤務、アバター出張、夜間警備)
• 観光・エンタメ(アバター旅行)
• 農林水産・食品・物流(農作物収穫、魚介類捕獲、加工、ピッキング)
• 医療・福祉(介護、アバター外出、遠隔手術)

▲クリエイティブディレクションならびにムービーの製作はWOWが手がけた

今後は、このMELTANT-αをベースとしてハンド単体、ハンド・アーム、全身の3プロダクトを展開していく模様。ロボットと人をより近づける同社の活動に今後も期待したい。End