「フィンランド陶芸-芸術家たちのユートピア」が開催
日本で初めてフィンランド陶芸を体系的に展示

▲アラビア製陶所美術部門(1945年)
photo: Arabia

東京の目黒区美術館にて、2018年7月14日(土)〜2018年9月6日(木)の間、日本とフィンランドの外交関係樹立100周年を記念し、「フィンランド陶芸-芸術家たちのユートピア」が開催される。

”これまで日本では、おもにフィンランドのプロダクト・デザインが紹介され、作家による芸術作品については十分とは言えませんでした。”とあるように、当展は、フィンランド陶芸の体系的な展示を、その黎明期から、最盛期ともいえる1950年代・60年代までをフィンランド陶芸の名作と共に辿る日本で初めての試みとなっている。

▲キュッリッキ・サルメンハーラ 壺 1958年頃/ アラビア製陶所
コレクション・カッコネン photo:Niclas Warius

当展は、フィンランド陶磁器やガラス作品の世界的コレクターであるキュオスティ・カッコネン氏のコレクションを中心に、「フィンランド陶芸の萌芽」「近隣諸国の影響を受けて」「フィンランド陶芸の確立」「フィンランド陶芸の展開」「プロダクト・デザイン」の5章によって構成される。

▲ルート・ブリュック 陶板《聖体祭》 1952-53年/ アラビア製陶所
コレクション・カッコネン photo:Niclas Warius

知られざるフィンランド陶芸の世界とその源泉に触れ、そしてその奥深さを知るまたとない機会となるはずだ。End

日本・フィンランド外交関係樹立100周年記念
フィンランド陶芸 ― 芸術家たちのユートピア
Power of Ceramics: Modernism in Finnish Applied Arts

会期
2018年7月14日(土)〜2018年9月6日(木)
10:00~18:00
会場
目黒区美術館
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詳細
「フィンランド陶芸-芸術家たちのユートピア」展詳細ページ