ノグチ没後30年「イサム・ノグチ ─ 彫刻から身体・庭へ ─」が開催
2018月7月14日(土)から東京オペラシティ アートギャラリーで

▲イサム・ノグチのポートレイト
©The Isamu Noguchi Foundation and Garden Museum, New York / Artist Rights Society [ARS] – JASPAR. Photo by Jack Mitchell.

東京オペラシティアートギャラリーで、2018年7月14日(土)から9月24日(月)まで、今年没後30年を迎えるイサム・ノグチ(1904-1988)の展覧会「イサム・ノグチ -彫刻から身体・庭へ-」が開催される。ノグチは、日本人の父親とアメリカ人の母親を持ち、世界文化を横断しながら、彫刻をはじめ、舞台や家具、照明器具「あかり」のデザイン、陶芸、庭、ランドスケープ・デザインまで、幅広い活動を行った20世紀を代表する芸術家だ。

▲イサム・ノグチ《チェイス・マンハッタン銀行プラザのための沈床園》、1961-64年
© The Isamu Noguchi Foundation and Garden Museum, New York / Artist Rights Society [ARS] – JASPAR. Photo by Arthur Levine.

本展では、彼の活動を多方面から紹介。特に、ノグチが抽象彫刻の分野でも常に「身体」を意識し続けたことや、その意識が子どもの遊具デザインやランドスケープといった人間をとりまく環境へ向かい、彼の言う「空間の彫刻」=庭園への情熱へと拡大していくことに着目。

▲イサム・ノグチ《北京ドローイング(横たわる男)》、1930年、インク・紙、イサム・ノグチ庭園美術館(ニューヨーク)蔵
©The Isamu Noguchi Foundation and Garden Museum, New York / Artist Rights Society [ARS] – JASPAR. Photo by Kevin Noble.

若きノグチが北京で描いた毛筆による身体ドローイングをはじめ、マーサ・グラハムとコラボレーションした舞台関連作品、日本で制作された陶作品や光の彫刻「AKARI」のデザイン、庭園やランドスケープに関わる模型・資料・動画、そして晩年の峻厳な石の彫刻まで、ノグチが世界各地で手掛けた作品を通して、「異文化の融合」や「生活と環境の一体化」をめざした彼の活動の全容を明らかにする試みだ。End

イサム・ノグチ ─ 彫刻から身体・庭へ ─
Isamu Noguchi: from sculpture to body and garden

期間
2018年7月14日(土)~ 9月24日(月)
会場
東京オペラシティ アートギャラリー(3Fギャラリー1・2)
開館時間
11:00~19:00 (金・土 11:00~20:00)最終入場は閉館30分前まで
休館日
月曜日(但し祝日の場合翌火曜日)、8月5日(日)全館休館日
入場料
一般 1,400円(団体1,200円)、大学・高校生 1,000円(団体800円)、中学生以下無料