山口県山口市の山口情報芸術センター［YCAM］が、2018年9月1日（土）、2日（日）の二日間にわたり、ブラジルのダンスカンパニー、グルーポ・ヂ・フーア（Grupo de Rua）の最新作「イノア」を上演する。

グルーポ・ヂ・フーアは、近年日本でも馴染み深くなってきた「ストリートダンス」をベースに、その常識やスタイルを解体し、スリリングな劇場作品へと生まれ変わらせたことで、世界的に高い評価を受けている。

本作の最大の特徴は、振付家ブルーノ・ベルトラオの独特な感覚と、メンバーの高度なダンス技術が融合した超絶的な動きである。さらに、世界各地の都市が抱えている分断や対立といった社会的なテーマにも挑んでいる。