創業68年を迎えるドイツのアウトドア専門の照明メーカー、ウィエフ。高性能な製品ラインナップと、それと連携した革新的なシステムの提案が今回の見どころです。マーケティング部門のトップ、ロバート・ディドリッヒさんへのインタビューとともに紹介します。
「マネジメントシステムということをテーマに、『プロダクトのデザインクオリティ』『レンズ技術』『アウトドア照明のエンジニアリング』の3つの要素を強調した展示となっています」とロバートさん。ウィエフの製品は、人々が安全で快適に過ごせるパーソナルエリアからパブリックエリアまでを演出するもの。だから高性能なマネジメントシステムが求められるのだということです。
レンズ技術のクオリティが明確に表れている「FLC2000」シリーズ。基本のアッパーライティングには光の角度が設定できるレンズ、照明の演出プログラミングマシンDMXとの連動によってカラーライティングが有線、無線両方を可能にできるハニカムレンズ、そして、グラフィックをカスタマイズして投影できるゴボシステムレンズの取り替えが可能です。
「アウトドアでの照明演出は、公共建築から商業建築までリクエストが多くあります。求められるシーンにフレキシブルに対応するためレンズ開発には時間をかけました」とロバートさんは話します。
最後にEco Step Dim Motion システムについて。これは街路灯にGPSを搭載し、タブレットなどのデバイスによって遠隔操作を可能にしたものです。照明単体を制御するSingle Mode、複数の照明を制御するLinked Mode、そしてこのシステムの最高機能でもある、Google mapなどのクラウドと連携させるConnected Modeという3つの構成が特徴です。「センサーを起動させ、調光機能で適正な明るさにすることで、エナジーコントロールもできるのです。これはすでに、アムステルダムの自転車の駐輪場などにも採用されています」とのこと。
プロダクト単体が象徴となるのではなく、高品質のプロダクトがいくつものオプション機能と連携すること、最新のioT技術と相互機能することが、今回のウィエフからの提案です。ロバートさんは「コネクティヴィティ(連結性)、これが最も重要なことなのです」とインタビューの中で何度も語ってくれました。
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取材協力:we-ef日本総代理店 株式会社ライティング創
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