本と美術の展覧会vol.2
「ことばをながめる、ことばとあるく——詩と歌のある風景」が開催
群馬県太田市美術館・図書館にて2018年8月7日(火)から

「ことばをながめる、ことばとあるく——詩と歌のある風景」は、美術館と図書館の複合施設である太田市美術館・図書館が「本」と「美術」の架橋を目指して実施する〈本と美術の展覧会〉の第2弾で、今回のテーマは詩と歌(短歌)。画家が絵具を素材とするように、言葉を用いて表現・思考の新たな地平を切り開く詩人・歌人たちの作品が、グラフィックデザイナー・画家・イラストレーターたちとコラボする。

本展では、詩人・最果タヒの詩を佐々木俊・祖父江慎・服部一成がグラフィックで表現し、詩人/比較文学者の管啓次郎と画家・佐々木愛のプロジェクト「WALKING」が展開され、イラストレーター/グラフィックデザイナーの惣田紗希が、太田の歌人である大槻三好・松枝夫妻の短歌を描き下ろしの壁画で表現する。

▲服部一成《CAKE》2007年

▲最果タヒ「死んでしまう系のぼくらに」リトルモア、2014年9月 ブックデザイン:佐々木俊

▲祖父江慎《部屋本 坊っちゃん》 ©SHIN SOBUE / Dogo Onsenart 2018

▲惣田紗希《SEASONS – SUMMER》2016年

本とは別の居場所を得た詩や歌は、どのような姿を現すのか。そしてそれは詩や歌を「読む」という行為に、どのような変化をもたらすのか。本展では、鑑賞者が美術館で言葉を眺め、言葉とともに歩き、視覚表現とともに鑑賞することで、詩と歌の新たな鑑賞体験の獲得を目指すことになる。End

本と美術の展覧会vol.2「ことばをながめる、ことばとあるく——詩と歌のある風景」

会期
2018年8月7日(火)~2018年10月21日(日)
会場
太田市美術館・図書館 展示室1、2、3、スロープ
群馬県太田市東本町16番地30
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開催時間
10:00~18:00(展示室への入場は17:30まで)
休館日
月曜日(ただし9月17日、24日、10月8日は祝休日のため開館、翌日火曜日休館)
詳細
http://www.artmuseumlibraryota.jp/post_artmuseum/2288.html