東京2020オリンピック・パラリンピック会場での本人確認
NECの顔認証システムを採用

▲顔認証システムの使用イメージ

NECは、同社の顔認証システムが、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会関係者の会場入場時における本人確認に採用されたことを発表した。大会関係者の入場に顔認証システムを活用するのはオリンピック、パラリンピック競技大会で史上初となる。

ICチップを搭載したIDカードと事前に撮影・登録した顔画像をシステム上で紐付けし、大会会場における関係者エリアの入場ゲートに設置した顔認証装置を用いて、顔とIDカードによる本人確認を行う。また、顔認証装置は、IDカードを読み取り機に着券すると即座に顔認証を行うため、スムーズな認証が可能となる。

これにより、IDカードの貸し借りや盗難によるなりすまし入場、IDカード偽装による不正入場の防止したり、入場ゲートでの人手による本人確認作業の負荷を軽減し、混雑発生を防ぐことができる。

NECは、顔、虹彩、指紋・掌紋、指静脈、声、耳音響などの生体認証技術を有しており、これまで70以上の国や地域に700以上のシステムを導入している。NECは、こうした豊富な実績・ノウハウを活かし、東京2020大会の安全・安心かつ円滑な運営をサポートする。End