デイヴィッド・チッパーフィールド・アーキテクツが手掛ける
音楽ホール「IMPACTセンター」
スコットランド・エディンバラの新たな中心地を目指す

1985年にロンドンで設立された建築事務所デイヴィッド・チッパーフィールド・アーキテクツ(David Chipperfield Architects)は、スコットランドの首都・エディンバラで新たな音楽ホールを手掛けている。

毎年8月に世界最大の舞台芸術祭「エディンバラ国際フェスティバル」が開催される、豊かな文化遺産を持つこの都市に登場するのは、IMPACT(International Music and Performing Arts Charitable Trust)センター。同市では、この100年間で初めて建設される音楽・舞台芸術専用の新たな会場であり、長い間求められていたものだ。

同市の中心部セント・アンドリュー・スクエア(St Andrew Square)のダンダス・ハウス(Dundas House)の背後に位置するこのセンターは、エディンバラ室内管弦楽団の拠点となり、最高の音響設備を有した1000人収容のメインホールではさまざまなコンサートが行われる予定。

そのほか、演奏、レコーディング、リハーサル用の200席のスタジオを設け、教育支援プログラムも提供される。伝統に裏打ちされた長期的な展望を持つ芸術プログラムの中心地として、2021年の完成を目指している。End