インダストリアルデザインを専門とするデザイン会社「S&O DESIGN」を率いる清水久和は、個展「Marine」を東京・白金台にある東京妙案ギャラリーにて、2018年10月26日（金）から11月4日（日）まで開催する。

「Marine」は、海にまつわるさまざまなものに使われる形容詞。「マリン」という響きそれ自体に、私たちは夏の季節感や、波と戯れる清涼感、海を渡る冒険心を感じ、子どものころの夏休みや、物語で読んだ海の冒険談の記憶がよみがえり、際限のない自由がすぐ目の前にあるような、そんな気持ちを思い起こさせる。

本展に向けて、清水氏は爽やかな想像に導く「Marine」という言葉を具現化したいと考え、大きな客船の窓から見える水平線や、甲板の縁に置かれた可愛い救命ボート、海に浮かぶヨットなどを、記憶の中から取り出し、スケッチ。そこから作り出された、鏡や皿、小物入れなどの作品が展示される。