東アジア文化都市2018金沢「×(かける)プロジェクト」
「工芸×建築」の可能性を探る工芸建築展が開催

▲『工芸×建築』の可能性を探る工芸建築展 Webサイト

2018年10月30日(火)から11月13日(日)まで、金沢21世紀美術館 市民ギャラリーにて、東アジア文化都市2018金沢「×(かける)プロジェクト」の1つとして「『工芸×建築』の可能性を探る工芸建築展」が開催される。

本企画は、「建築を、ひとつの工芸として考える」というテーマに工芸作家や建築家ら多彩なプレイヤーが応じるもので、建築における装飾のあり方を問い直し、工芸の空間的展開を構想するもの。

タイトルに掲げられた「工芸建築」という文言は、金沢の新しいまちづくりの方向性を模索するために有志が集った「金沢まち・ひと会議」における議論の中から提起されたコンセプトだ。

2017年にはこの「工芸建築」のコンセプトを形にする初めての展覧会を開催し、今年はそれをさらに拡大。「工芸建築」で何を表現するか。今回は、思考の取っかかりとして出展者らに「人と時空間」というテーマを投げかけている。

『「工芸建築」という言葉と実践をめぐる試みの狙いのひとつは、ものづくり(建築的、工芸的)の方法を見直すこと』と開催趣旨に記されているように、工芸、建築、アート、産業、哲学などの境界を超え、文化的なムーブメントとしての広がることを目指している。End

出展者一覧

・荒木 信雄(建築家)
・浦 淳(建築家)×奈良 宗久(茶道裏千家今日庵業躰)×坂井 直樹(金属造形作家)×三代 西村 松逸(漆工)×中村 卓夫(陶芸家)×株式会社 浦建築研究所(建築設計事務所)
・十一代 大樋 長左衛門(美術家)×奈良 祐希(陶芸家、建築家)×家元(建築設計事務所)
・絹川 大(ギャラリスト)×TARTAROS JAPAN(現代美術家、キュレーター)×Yuki VR(テクノロジスト)×牟田 陽日(陶芸家)×山本 基(現代美術家)
・坂井 直樹(金属造形作家)×村本 真吾(漆造形家)×吉村 寿博(建築家)
・佐々木 類(ガラス作家)×鈴木 結加里(空間プロデューサー)
・佐野 文彦(建築家、美術家)
・猿山 修(デザイナー)×omoto(布、鍛造)×古橋 治人(木工、陶工)
・田中 信行(漆造形家)×竹内 申一(建築家、金沢工業大学教授)×猪谷 聡(鈴木大拙館学芸員)
・鞍田 崇(哲学者)×小津 誠一(建築家)×中村 卓夫(陶芸家)
・三代 西村 松逸(漆工)
・林口 砂里(アート・プロデューサー)×佐野 文彦(建築家、美術家)×水落 大(メディア・アーティスト)×島谷 好徳(鍛金職人)
・宮下 智裕(金沢工業大学准教授)
・山下 保博(建築家)×アトリエ・天工人(建築設計事務所)

『工芸×建築』の可能性を探る工芸建築展

会期
2018年10月30日(火)~11月11日(日) 会期中無休
会場
金沢21世紀美術館 市民ギャラリーA
入場料
無料
詳細
https://kogei-architecture.com/