建築事務所・KPMB Architectsが設計
ボストン大学 研究センターの新案を発表

▲Copyright:KPMB Architects

カナダ・トロントに本拠がある建築事務所・KPMB Architectsは、アメリカのボストン大学データサイエンスセンターの設計を手がけると発表した。

同大学はこのプロジェクトで、この50年間でチャールズリバー・キャンパスに初となる専門教育センターを建設。キャンパス内で最も高い建築物になる予定で、数学、統計学、コンピュータサイエンスの各学部を結集させて、アメリカにおける領域横断的な先端都市研究機関のひとつになることを目指すという。

KPMB Architectsの設計案では、4階建ての基部ないし「ポディウム」があり、その上層部は13階建てとなる。各階はすぐ下の階に対してわずかにずれており、本を積み重ねたようなデザイン。この17階とは別に最上階と地階があり、ここに機械装置や電気系統、配管を収納。

▲Copyright:KPMB Architects

内部には、建物のほぼ端から端まで、小グループのインタラクションを目的とした階段状のプラットフォームが続いており、共同作業に重点を置いた設計になっている。壁はホワイトボード製で走り書きができ、廊下での会話を具体的なアイデアに発展させることが可能。

また、共同研究がしやすいように通路がわたされていて、小さな集会スペースもあり、手早くミーティングを開始することもできる。End