アメリカの映画監督 ゲイリー・ハストウィットの新作「Rams」
ディーター・ラムスの人生と仕事を語るドキュメンタリー

アメリカのインディペンデントの映画監督 ゲイリー・ハストウィット(Gary Hustwit)は、最も影響力のある活動中のデザイナーのひとりであるディーター・ラムスのドキュメンタリー映画「Rams」を発表した。消費主義やサステナビリティ、そして未来のデザインについての考察だ。

現在86歳のラムスだが、人前にはあまり出たがらない人物。それでもハストウィットは、ラムスの人生と仕事についての初めての長編ドキュメンタリーを制作するという前例のない権利を得た。

本作ではラムスとの濃密な会話を通じて、彼の哲学やプロセス、インスピレーションを深く探っていく。最も興味深い逸話の1つは、今では少し後悔を交えて彼がキャリアを振り返っていることだ。

「人生をもう一度やり直さなければならないなら、デザイナーにはなりたくはない」と彼は言う。「この世には不要な製品が多すぎるのだ」。

ラムスは長い間、環境への意識や長持ちする製品というアイデアを提唱してきた。彼は、「デザイン」が無意味なマーケティングの流行語になっている、今日の持続不可能な過剰消費の世界に落胆の色を隠さない。

Rams – Official Trailer from Film First on Vimeo.

ラムスの哲学は単なるデザイン以上のものであり、生き方である。つまり、気を散らすものや目に映るがらくたを取り除き、必要なものだけで生きていくことだ。映画のトレーラーもチェックしたい。End