アキッレ・カスティリオーニ生誕100周年記念
FLOSが「if you are not curious, forget it.」展を開催。
2018年12月5日(水)から12日(水)まで。

▲1988 Achille Castiglioni ripreso nel suo studio di Milano con la lampada Flos Taraxacum, Photo by Luciano Soave

2018年はデザイナー、アキッレ・カスティリオーニの生誕100周年に当たる。日本フロスでは生誕100周年を記念し、「if you are not curious, forget it.」展を開催。2018年4月のミラノ、5月のニューヨークでの展示に続き、歴史に残るカルティリオー二の名作をFLOS SPACE(東京・東麻布)に一堂に展示する。

展示の会場構成は05年よりフロスの展示、ショップデザインおよびイベントなどのアートディレクターを務めるカルヴィ・ブランビーラが担当。今回の展示会のタイトルであり、カスティリオーニのデザイン哲学を表す象徴的な言葉、“If you are not curious, forget it.”をコンセプトとしている。4月のミラノデザインウィークでは100周年を記念して、吸盤で設置する遊び心溢れるスポットライト「Ventosa」(1962年)とどこにでも持っていける読書灯「Nasa」(1974年)の2作品の復刻が発表された。両商品とも用途に対する機能性から発想され製作されており、最小限の光と抒情的で機知に富んだ今までにないプロダクトだ。

▲RE-EDITIONS 2018「VENTOSA(参考商品)」 Design by Achilleand Pier Giacomo Castiglioni, Flos1962, 2018 復刻

▲「NASA(参考商品)」 Design by AchilleCastiglioni, Flos1974, 2018復刻

本展ではアキッレとピエル・ジャコモのカスティリオーニ兄弟、アキッレ・カスティリオーニがデザインした作品の数々が展示されるほか、1984年にウィーンで開催されたカスティリオー二展ポスターのためにルチアーノ・ソアヴェが撮影した写真作品も会場に展示される。

▲「Ventosa」 Photo by Luciano Soave

▲「Ventosa」 Photo by Luciano Soave

そして今回、生誕100周年を記念して発売された名作「TOIO」のリミテッドエディション(シリアルナンバー付でマットブラックエンボス仕上げ、世界限定2500台)も日本初披露となる。1962年にデザインされた「TOIO」は、自動車のヘッドライトが特徴的なフロアスタンドだ。そのほか、ベストセラーでもある「Arco」「Lampadina」「VISCONTEA」「Taraxacum88」なども展示される。現在は製造されていない製品も見ることのできる貴重な機会になりそうだ。

▲「TOIO LIMITED EDITION 2018」
Design by Achilleand Pier Giacomo Castiglioni, Flos1962, 2018

なお、Webマガジン「AXIS」では後日アキッレ・カスティリオーニの娘でありアキッレ・カスティリオーニ財団の副社長と事務総長を務める、ジョヴァンナ・カスティリオーニのインタビューを掲載予定。展示会の詳細は下記の通り。End

“If you are not curious, forget it” – AchilleCastiglioni

会期
2018年12月5日(水) -12月12日(水)
11:00 –18:00(土日祝日除く)
会場
FLOS SPACE
東京都港区東麻布1-23-5 PMCビル 8階
TEL 03-3582-1468

Exhibition design: CalviBrambilla
Portrait photography: Luciano Soave
With the precious collaboration of Fondazione AchilleCastiglioni