Audi・Airbus・Italdesignが開発する
コンセプト・ドローンタクシー「Pop.Up Next」
プロトタイプの飛行テストを公開

AudiAirbusItaldesignは、アムステルダムで2018年11月26日(月)から11月30日(金)まで開催されるAmsterdam Drone Weekにて、開発中のコンセプト・ドローンタクシー「Pop.Up Next」の飛行・運転プロトタイプを初披露した。

この革新的な同機は、自動運転式の電気自動車とパッセンジャードローン(有人飛行ドローン)を組み合わせたもの。最初の公開飛行テストでは、飛行モジュールが運んだパッセンジャー・カプセルを地上モジュールに正確に据えることに成功、そののち地上モジュールは自動走行で試験場を走行することができた。

ただし、同機は1/4スケールのモデル機とのこと。早ければ10年後には、Audiは、空中でも道路でもマルチモーダルに、大都市で便利で効率的なドローンタクシー・サービスを展開したいと考えている。

こうしたオンデマンドサービスが実現可能かを確認するため、AudiはAirbusの子会社「Voom」と協力して南米でテスト飛行を実施している。利用者はメキシコシティかサンパウロでヘリを予約し、Audiは着陸地点での出発・到着業務を行うというものだ。

「このようなサービスから顧客ニーズをうまく把握できると考えています。将来、広範囲の都市住民がドローンタクシーを利用したいでしょうから。そして、Pop.Up Nextを使って技術的にできること・できないことも調査します。次のステップとして、フルサイズのプロトタイプを飛行・運転させることにしています」と、アウディのソーシング・IT担当取締役で同社子会社 Italdesignの会長 Bernd Martens氏は語っている。End