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2018.12.05 12:27
宇宙ステーションへの輸送サービスを行う企業 スペースX(SpaceX)は2018年12月3日(月)午前10時34分(アメリカ太平洋標準時)、カリフォルニア州ヴァンデンバーグ空軍基地発射施設SLC-4Eから低軌道へのファルコン9ロケットの打ち上げに成功した。
「Spaceflight SSO-A:SmallSat Express」と呼ばれる今回のミッションでは、64個のペイロード(衛星などの貨物)を搭載。
同ミッションの第1ステージとして、2018年5月のバングラデシュ初の商業衛星「Bangabandhu-1」ミッション、2018年8月のインドネシアの通信衛星「Merah Putih」ミッションに続くもの。
ファルコン9の特徴は、機体を垂直着陸させて回収、さらに再使用できるロケットだということ。SpaceXはこのミッションではじめて、同じブースターを再・再利用した通算3回目の打ち上げとなった。
今回の機体はファルコン9ブロック5(Block 5)と呼ばれるもので、ノーメンテナンスの点検のみで10回以上の再利用可能とされている。この点で、同社の理念であるロケットの信頼性とコスト削減も実現したもの。