風を視覚化した大規模野外インスタレーション
「Kyoto Urban Wind Installation」が京都・北山で開催

京都文化力プロジェクト2016-2020では、国内外のアーティスト、クリエイター、建築家等から、2018年6月から9月まで都市における空間を大胆かつ想像力豊かに活用し自由な発想で体験できる野外インスタレーションを国内外から募集していた。

その結果、日本を含め14カ国から111件の応募があり、安藤忠雄氏や森美術館副館長の片岡真実氏らによる審査員により、ロンドンや奈良など日本国内外で活躍するフィリピン出身の建築家 ユージン・ソレール氏の「Kyoto Urban Wind Installation」が大賞に選出された。

本作は約4万本の葦と無数の鈴が鑑賞者の五感を刺激する大規模な野外インスタレーションだ。嵐山の竹林にインスピレーションを得たという本作は、「鑑賞者の五感全てに訴えようとする意欲が随所に感じられた」と審査員の安藤氏はコメントしている。

無数の鈴が自然と鑑賞者が生み出す微風に揺れながら鈴の音を奏でるという、情緒的でありながらもダイナミックな体験空間は鑑賞者を圧倒するだろう。

大賞に輝いたユージン氏にはプラン実現のための制作補助費500万円が授与。本プランは京都市内で2019年2月16日から無料で一般公開されるようだ。End

Kyoto Urban Wind Installation

会期
2019年2月16日(土)~3月17日(日)10時~17時
会場
旧京都府立総合資料館 前庭
詳細
http://culture-project.kyoto/event/organize/detail/35