マイクロソフトがブロードバンド接続の普及促進
アメリカの農村部での雇用改善を目指す
農場のデジタル化や起業を見据えた取り組み

マイクロソフトでは、解決すべき緊急の国家的課題として、アメリカの農村部におけるブロードバンドの普及を掲げている。

ブロードバンド接続がなければ、農村部で最新のビジネスの開始、遠隔医療へのアクセス、オンライン教室への参加、農場のデジタル化、学校でのオンライン研究ができない。こうした問題は、アメリカ合衆国労働省労働統計局の雇用データに反映されている。ブロードバンドの普及率がもっとも低い郡で、もっとも高い失業率を示すことがよくあるのだ。

同社は2017年夏に全国的な努力を呼びかけ、2022年7月4日までに都市部と農村部のブロードバンド・ギャップを解消する目標を設定。このために、民間部門の革新技術への資本投資と、公共部門からの目標を定めた財政・調整面の支援を結びつけるような、焦点を絞りつつ包括的であるソリューションが求められている。

同社は5年間のコミットメントである「Microsoft Airband Initiative」を通じて、過去18ヶ月間にわたり、農村部に住む200万人の未就労のアメリカ人にブロードバンド・アクセスを提供。

2019年には、Microsoft Airband Initiativeを現在の全米16州から25州に拡大する予定。Airbandインフラ・プロジェクトを推進し、農村部でスキル訓練を提供する。2022年7月までに、地方の300万人のアメリカ人にブロードバンドアクセスを拡大することを目標としている。End