マイクロソフトが他言語でスピーチするホログラムを開発
最新AI技術を活用して流暢な日本語を話す

マイクロソフトが先日ラスベガスで開催したパートナー向けイベント「Microsoft Inspire 2019」では、人間のホログラム映像に関して新たな取り組みが公開された。

登壇したMicrosoft Azure担当コーポレートバイスプレジデントのJulia Whiteは、まずMR(複合現実)ヘッドセット「Microsoft HoloLens 2」を装着。そこに現れたのは、彼女の等身大のホログラム映像。

そしてこの映像は、なんと流暢な日本語を話し始める。もちろん本当の彼女自身は日本語を話せない。ホログラムと音声はまさに彼女自身のもので、「ニューラルテキスト読み上げ(neural TTS)」機能という最新AI技術を活用しているという。

音声をあらかじめ録音することで、その人自身の発話が可能になる。また、日本語だけでなくフランス語やポルトガル語も話せるそうだ。この技術を使えば世界中の国境や障壁を取り除けるのではないか、と同社は期待を寄せている。End