アポロ11号、アームストロング船長のためにつくられた
月面ブーツのプロトタイプがオークションに登場

アメリカ・ボストンのオークションハウス RR Auctionで、アポロ11号ミッションとニール・アームストロング船長のためにつくられた、宇宙服「アポロA7L」月面ブーツのプロトタイプが登場した。

同品は、デラウェア州ドーバーのInternational Latex Corporation(ILC)が1968年後半から1969年初めにかけて製造した未完成のレアアイテム。

インナーライナーには、「Armstrong」というベータクロスのネームタグがステッチされており、サイズは、高さ8インチ(約20cm)、長さ12.75インチ(約32cm)、幅5.5インチ(約14cm)となっている。

ソールはライトブルーのシリコン製で、内側には赤いフェルトチップで「177」と書かれている。構造はアルミメッキしたマイラー絶縁層でできており、金色のカプトン・テープをつけ、内張素材にはアポロ時代の月面ブーツの形状を踏まえて、大きな「R」のステッチがある。

また、カスタム用の展示スタンドと、この月面ブーツの作成に関わるレアな12.25 x 13.5のさまざまな素材が多層になった生地の一部が含まれている。状態は良好で、ILCの歴史家 Bill Ayreyによる証明書が添えられている。オークションでは4万9000ドル(約553万円)の値段で落札された。End