デザイン誌「AXIS」最新号発売のお知らせ

特集
変わる、ニッポンのインハウス

家電から自動車まで、日本のものづくりにおいてそのデザインを主導してきたのは「インハウス」と呼ばれる企業内クリエイティブ集団です。プロダクトやサービスのデザインはもちろん、ブランディングやコミュニケーションにまで広がる活動は、ブランド価値の向上や新たな事業創出の中核的存在として、その役割に対する期待が高まっています。経営から遠いところに置かれ、組織における地位の低さや社内外との連携の乏しさを指摘された時代は今や昔。

来たるべき未来をいち早く察知し、それを具現化して社会に実装していく。さらに、事業やブランド戦略構築の最上流から積極的に関与するなど、「インハウス」という言葉を超えた広がりを見せるデザイン組織の今とこれからを探っていきます。

特別対談
ジョナサン・アイブ×深澤直人　世界を変えた工業デザイン

アップルのチーフ・デザイン・オフィサー、ジョナサン・アイブが2018年11月に来日し、短い滞在期間の合間をぬって実現したのが、アイブが最も敬愛する日本人デザイナー、深澤直人との対談です。この20年、工業デザインを牽引してきたふたりのデザイナーが、デザインの進化について語り合いました。

LEADERS
岩佐十良（クリエイティブディレクター、自遊人 代表取締役）

自らが創刊した雑誌「自遊人」の反響や手応えから、情報媒体そのものだけでなく、ものや場もメディアとして機能するという確信を得て、拠点を東京から新潟県南魚沼に移したのは2004年のこと。その10年後、古民家を改築した宿里山十帖をオープンさせると、新潟の自然と食の素晴らしさを体感できると口コミで評判が広がり、今では予約の取れない宿となりました。

「場」というメディアは、それだけに止まらず地域の活性化にも貢献しています。常に次なる一歩を切り拓いてきた岩佐さんに、現代社会に切り込んだメッセージをいただきました。

インサイト
大阪芸術大学アートサイエンス学科棟 　自由な活動が重なりあう、うねる学修空間

大阪芸術大学（大阪府南河内郡）のキャンパスに、11月末アートサイエンス学科棟が完成。アートとサイエンスをつなげた新たな表現領域を学ぶ空間を設計した妹島和世さんと、同学科の客員教授でMITメディアラボ副所長の石井 裕さんが、棟内の広々とした軒下スペースで、ここから始まる建築と学びについて熱く語り合いました。

連載
田川欣哉のBTCトークジャム
ゲスト： ティム・ブラウン（IDEO CEO／代表取締役社長）

デザイン・イノベーションファームTakram代表の田川欣哉さんがナビゲーターとなり、ビジネス、テクノロジー、クリエイティブの3領域で活躍するトップランナーを迎える対談連載。第11回のゲストは、IDEO CEO／代表取締役社長のティム・ブラウンさんです。彼の仕事と、その背景にある哲学を紹介します。

その他様々な業界のオピニオンリーダーによる連載記事など

・クリエイターズナビ
　　ミケーレ・デ・ルッキ、大城健作、林 アメリー、柴田あゆみ、元木大輔
・& DESIGN
　　太田睦子（アート）、君島佐和子（フード）、菅野 薫（テクノロジー）、土田貴宏（インテリア）
・Sci Tech File
　　藤崎圭一郎
・寺尾 玄　Pop Gap Creative

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