デザイン誌 「AXIS」最新号(196号)
2018年11月1日(木)発売です!

デザイン誌「AXIS」最新号発売のお知らせ

特集
夜と朝

2020年東京オリンピック・パラリンピックを契機に、都市を中心とした活発な夜の娯楽や交通の拡充が予感されるようになりました。「夜は帰宅するもの」「朝は出かける支度で慌ただしい」といった日常から解放されたとき、人は夜や朝にどのような豊かさを求め、行動するのでしょう。またそのような社会において、デザイナーの創造性が発揮される夜や朝は、どのようなシーンとしてわれわれの目の前に現れるのでしょうか。

今号では、「夜と朝」という、この地球を包む普遍的な現象に向き合う姿の数々を紹介します。環境、文化、経済、技術など、さまざまな尺度から捉える夜と朝のあり方に、次代をデザインするヒントが潜んでいるはずです。




第2特集
世界の注目はローカルな文化で惹きつける、日本文化発信の未来

日本のGDPの成長率が失速し始めた2004年当時。政府は観光立国日本というビジョンを掲げ、以来さまざまな情報発信に取り組んできました。14年に始動した「ジャパン・ハウス」は文化を含め、日本について幅広く発信する新たな海外拠点であります。

ロンドン、ロサンゼルスに先駆け17年4月にオープンしたサンパウロでは、1年後の入場者数が予測の約6倍を超えるなど手応えを得ています。

今、求められる、日本文化受発信の課題と可能性とは何なのでしょうか? ジャパン・ハウスを軸にふたつの諸外国事例を交えながら、文化受発信における最適解を探ります。




LEADERS
カトリーヌ・ティケニス(エルメス財団ディレクター)

1837年に創業したエルメスは、歴史を重ねながら、現代へ新しいインパクトを与え続けているメゾンでしょう。ビジネスとして創造性を追求しながら、社会や文化の成長に関わっていくメセナ活動にも力を注いできたことが、豊かな企業文化をつくり上げきました。

メセナ活動は現在、エルメス財団を軸に展開しており、企業と文化・社会活動のひとつの理想形を見せています。その活動について、エルメス財団のディレクターであるカトリーヌ・ティケニスさんに話を聞きました。




インサイト
バーニングマンに見る、ボヘミアン的思考から生まれる街づくり

毎年8月から9月にかけてアメリカ・ネバダ州ブラックロック砂漠で開かれるイベント「バーニングマン」は、決して流行りのカルチャーフェスティバルではないでしょう。会場には電気、ガス、上下水道がなく、電波も入りにくいオフ・ザ・グリッドの状態です。商業活動も禁じられているため、参加者は助け合ってコミュニティを形成しなければなりません。

今年、急逝した設立者のラリー・ハーベイの言葉をもとに、この理想郷を考察します。

連載
田川欣哉のBTCトークジャム
ゲスト: 宗像直子(特許庁長官)

デザイン・イノベーションファームTakram代表の田川欣哉さんがナビゲーターとなり、ビジネス、テクノロジー、クリエイティブの3領域で活躍するトップランナーを迎える対談連載。第10回のゲストは、特許庁長官の宗像直子さんです。宗像さんの仕事と、その背景にある哲学を紹介します。

その他様々な業界のオピニオンリーダーによる連載記事など

・クリエイターズナビ
  秋山かおり、リョウ・キシ、小板橋基希、エミール・ツォベル&エイタン・ゴーレン、公文健太郎
・& DESIGN
  太田睦子(アート)、君島佐和子(フード)、菅野 薫(テクノロジー)、土田貴宏(インテリア)
・Sci Tech File
  藤崎圭一郎
・書評 創造へのつながり
  大貫美鈴、角田陽太、大崎清夏
・寺尾 玄 Pop Gap Creative

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