写真家 泊昭雄によるフォトアートマガジン「hinism(ヒニスム)」
デザイン誌「AXIS」の増刊号として10年振りの復刊

デザイン誌「AXIS」12月号増刊「hinism(ヒニスム)10」は、フォトグラファー 泊 昭雄氏がクリエイティブディレクターを務めるフォトアートマガジンだ。

「日々に見る」「日常に生きる」「日本に住む、そして日本に宿る」をコンセプトに、泊氏をはじめとする気鋭のフォトグラファーたちの撮り下ろし写真を、アートディレクター副田高行氏による静かで美しいレイアウトで仕上げた一冊。

写真のほかにも、エッセイやイラストなどが誌面を飾る本誌が、今回、2008年の休刊以来10年振りとなる待望の新創刊となった。

現在、関連企画展として、2018年12月11日(火)にオープンした本屋「文喫 六本木」にて、「hinism」を中心に、雑誌の持つ多様性と可能性に改めて目を向けた第1回目となる企画展が開催されている。会期中は、新創刊号の販売はもちろん、0号から9号までのアーカイブの展示や記念ボックスの販売も行われる。End


「hinism」クリエイティブディレクター 泊昭雄のメッセージ

「hinism」を発刊したのは2004年です。言葉、絵、写真をもっと大事に扱ってほしい、ひとつのビジュアルがそのまま紙媒体でポスターのような強い表現になることを知ってほしい。そんな想いでアートディレクターの副田高行さんに相談したのがきっかけです。それから2008年まで、多くの人たちの協力を得て、雑誌を発行することができました。デジタル媒体が勃興する今、改めて紙媒体の魅力や印刷されたものの強さを伝えたいとの想いから「hinism」を復刊します。言葉、絵、写真の素晴らしさを、ゆとりと佇まいのあるレイアウトでお届けしますのでご期待ください。

森岡書店店主 森岡督行のメッセージ

今から10年以上も前、はじめて「hinism」を開いたときの感動をはっきり覚えています。誌面なのに空間の拡がりが感じられ、つかの間の光を見るようでした。経験上、紙媒体で得た知見は、デジタルの媒体のそれより記憶に残ると思います。新しい「hinism」はどんな誌面なのか。あの時の追体験を期待して止みません。

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「雑誌の力」

会期
2018年12月11日(火)〜2019年1月31日(木)
会場
「文喫 六本木」展示スペース
詳細
http://bunkitsu.jp/