NEWS | プロダクト
2019.01.18 17:21
デンマークのプロダクトデザイナー Bjørn Karmannは、新作プロジェクト「Alias」を公開した。ユーザーがカスタマイズとプライバシーの両面でスマートスピーカーをより細やかに制御できるように設計された作品で、「もの覚えのよい寄生虫」をイメージしたという。
同品は、どんな音声反応デバイスにも対応できるように設計された仲介デバイス。これをホームアシスタントの上に被せておき、搭載されたスピーカーとマイクを介して通信や操作を行う。
簡単なアプリを使って、ユーザーはカスタマイズした「キーワード/サウンド」に反応するようにAliasを訓練。アクティブにしておけば、同品がホームアシスタントを制御してくれるわけだ。
その仕組みはというと、同品のスピーカーがホームアシスタントのマイクにたえず低ノイズ/サウンドを直接送って、アシスタント機能を遮断してくれるのである。そして、ユーザーが作成したキーワードを認識するとノイズを止め、元のキーワードを聞き取って静かにホームアシスタントを起動。このあとは、アシスタントを通常どおりに使用できる。
また、同品がホームアシスタントを操作する仕方によっては、製品が本来意図していない新しいカスタム機能やコマンドも作成できるそうだ。ホームアシスタントのスピーカーに対しては、どんなスピーチコマンドでも送信するようにプログラムできるので、新たな可能性が発見できるかもしれない。