日産自動車が「NV300コンセプトバン」を公開
プロ向きの移動ワークショップが可能に

日産自動車はベルギーのブリュッセルモーターショーで、新しい「NV300コンセプトバン(NV300 Concept-van)」を公開した。あらゆるタイプのカスタムメイドに対応できる、日産の商用車の多様性を誇示する自動車である。

今回公開された同車の荷物室には、木工職人向けのクリエイティブな移動ワークショップを装備。各要素は、日産とイギリスの著名なデザインスタジオ Studio Hardieとのコラボにより開発・作成した。

同車には、日産エナジーローム(Nissan Energy ROAM)と呼ばれる、一体型のポータブルバッテリーも搭載。外出先でも便利で、エミッションフリーで音の静かな電力を提供する、オールインワン型の耐候性のある電源ユニットだ。

蓄電容量は700Wh、最大出力1kWの最先端のエネルギーハブで、作業のために定期的に移動する木工職人を、工具の使用からタブレット端末の操作にいたるまで高効率的で環境に優しい方法でサポートしてくれる。

また、日産エナジーロームは、寿命を終えた日産リーフから回収したバッテリーを再利用したもので、日産にとっては持続可能なエネルギー技術における最新の提案となっている。屋根にはソーラーパネルを取りつけ、付属品を介して電源ユニットを充電できるので、まさにオフグリッドな電源ソリューションといえる。

日産エナジーロームはレジャーにも使用できる設計で、2019年春に欧州市場での発売を予定している。End