NEWS | 建築
2019.01.28 16:56
コペンハーゲンをベースとする建築設計事務所 EFFEKTが新たに手がけたデンマーク・ヴィボーの建築「Game Streetmekka Viborg」を公開した。
これは、ストリートスポーツ、ストリートカルチャー、ストリートアートのための文化施設。もともとは使われなくなった工場で、これを活気ある施設に改装して新しい命を吹き込もうとする先駆的なプロジェクトだ。
既存の建物はかつての風車工場で、ヨーロッパ全域の郊外の工業地帯に見られる、1960年代後半から1970年代にかけて建てられた画一的な大量生産品の倉庫や工場の典型的なものである。
特徴のないプレハブコンクリートパネルや波形鋼の工法で、産業の遺物として歴史的、文化的、建築的な価値がほとんどないと考えられている。
内側が見えない閉ざされた工業建築を開放し、インパクトのある中央の生産スペースを新しいタイプの室内空間に改装することを提案。外壁には新しい高性能の半透明の外板を使い、明るく入りやすい建物の外観に仕上げた。
さらに、トライアル、パルクール、バスケット、スケート、ボルダリング、ダンス、DJや音楽制作向けのカスタマイズされたワークショップエリア、アニメーションスタジオ、メーカーラボ、アーティストスタジオまで、新しい機能を満載した施設となるそうだ。