Safdie Architectsがシンガポールで手がける
庭園内都市「Surbana Jurong Campus」

イスラエルの建築家 モシェ・サフディが主宰するSafdie Architectsがシンガポールで手がける新たな設計案が公開されている。

オフィスと多目的施設を兼ねた「Surbana Jurong Campus」は、同国政府系のインフラ・都市開発コンサルタント企業 サーバナ・ジュロンの本社になるという。

「庭園内都市」というシンガポールの特徴を体現した、自然の景観と調和したデザイン。これまで未開発だった緑地内に建設する同キャンパスは、CleanTech Park内にあるJurong District Eco-Gardenの初めての大型開発となる。

ひとつづきのパビリオンのような構造は、ガラス張りの歩行者用の通りでつながっており、屋外エリアや屋根つきの中庭は、自然光や新鮮な空気があふれる個々に特徴のある空間となっている。

ラウンジエリア、卓球、ビアガーデン、野外映画館、ミーティングスペース、都会型農園、蝶の生息地、屋上テラスなど、市民と従業員が共有できるアメニティを満載。

デザインは、敷地内の成熟した木や植物をできるだけ保存することを前提としている。最初に敷地の綿密なマッピングと分析が行われ、さまざまな植物の場所を特定した。

このプロジェクトは、シンガポールのグリーンマークプログラムから、環境に優しい建築に対して贈られるプラチナ評価候補となっているそうだ。End