展覧会「アルヴァ・アアルト もうひとつの自然」
東京ステーションギャラリーにて2019年2月16日(土)から開催

▲アルミン・リンケ撮影、ヴィープリ(ヴィーボルク)の図書館/Alvar Aalto, 1927-35 ⓒArmin Linke, 2014

JR東京駅の美術館 東京ステーションギャラリーでは、2019年2月16日(土)から4月14日(日)まで、展覧会「アルヴァ・アアルト もうひとつの自然」が開催される。本展はヴィトラ・デザイン・ミュージアムアルヴァ・アアルト美術館の企画による国際巡回展である。

アルヴァ・アアルト(Alvar Aalto、1898-1976)は、「マイレア邸」「パイミオのサナトリウム」「ヴィープリ(ヴィーボルク)の図書館」など、個人邸宅から公共建築までを設計したフィンランドを代表する建築家。

▲アルミン・リンケ撮影、パイミオのサナトリウム/Alvar Aalto, 1928-33 ⓒArmin Linke, 2014

建築のみならず、家具、壁面タイル、ドアノブに至るまでデザインするなどディテールへのこだわりも徹底しており、アームチェアやスツール、照明器具、流線形のガラス器など、そのプロダクトデザインは多岐にわたり、フィンランドデザインのシンボル的存在だ。

本展では、オリジナルドローイング、模型、家具・照明・ガラス製品などのプロダクト、壁面タイル・ドアノブ・家具などの部材サンプル、冊子・写真・映像等の資料、ドイツの写真家アルミン・リンケによる撮り下ろし写真など、合計約300点の作品を8つの章に分けて展示。

▲アアルトのマテリアル・スタディ(レリーフ) ⓒVitra Design Museum, photo: Ursula Sprecher

アアルトは、人々の暮らしをより豊かにしたいというヒューマニズム的発想から、フィンランドの豊かな自然のなかに見られる有機的なフォルムを設計やデザインに採用。彼の作品は、周囲の環境との親和性や空間と光の調和のなかに、「もうひとつの自然」が現れるような印象を与えてくれる。End

アルヴァ・アアルトもうひとつの自然

会期
2019年2月16日(土)~ 4月14日(日)
※月曜日休館(ただし4月8日は開館)
開館時間
10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで)
※金曜日は20:00まで開館
会場
東京ステーションギャラリー
詳細
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/201902_aalto.html