大槌復興刺し子プロジェクトの「みやびふきんキット」
アジアのパッケージデザイン賞「Topawards Asia」を受賞

岩手県上閉伊郡大槌町にて事業を行う「大槌復興刺し子プロジェクト」は、同団体が販売する「みやびふきんキット」が、アジアの優れたパッケージデザインに贈られる賞「Topawards Asia(トップアワード アジア)」を受賞したと発表した。

同賞は、世界で活躍するクリエーターが、アジア市場で販売されている商品を月ごとのテーマに沿って、機能性、材質、形状など5つの要素から審査するもの。2019年1月のテーマ「SOFT(ソフト)」に沿ったプロダクトから、優れたデザインとして「みやびふきんキット」が選ばれた。

同品は、生成りの生地に、柔らかな色合いが特徴の草木染め糸で刺す、刺し子キット。パッケージは、作業途中のふきんを大切に収納したり、お針箱として使ったり、そのまま贈り物として使用できるデザイン。色は、ログウッドブルー、ラベンダーパープル、ベージュグレーの3色展開。

大槌復興刺し子プロジェクトは、東日本大震災で甚大な被害を受けた大槌町にて支援に関わった5名の東京のボランティアが設立(現在はNPO法人テラ・ルネッサンスが運営)。

大槌町の女性たちの心理的負担の軽減や、生き甲斐と仕事を生み出すため、生活再建、心理社会的負担の軽減、現地雇用の促進などを目的に、東北に根付く「刺し子」を現代風にアレンジした商品を作成・販売している。End