農家のITの利活用促進を目指す「できる.agri」
IT農業系サービスを一覧化したカオスマップを公開

農家のITの利活用促進を目的に結成されたプロジェクト「できる.agri」は、「たくさんあるITツールから何をどう選んでいいか分からない」という生産者からの声に応え、IT農業系サービスを一覧化したカオスマップを公開した。

近年、農業就業者の減少や高齢化により、ロボット技術やICTの活用で効率化や高い安全性を実現する「IT農業」に注目が集まっている。

矢野研究所の調べでは、IT農業市場は2016年時点の110億円から2022年には331億円へと3倍に拡大するとの予測もあり、さらなるサービスの拡大や農業の効率化が求められている。

その一方で、ITツールは、導入する農家側にも金銭的・時間的な負担がかかるという課題もあり、カオスマップの作成に至ったという。

同プロジェクトの実行委員会には、ファーマーズガイドMISOSOUPの2社が新たに参画。この2社とは、2019年3月17日(日)から3月19日(火)までは福井・石川・富山の3県で生産者向けセミナーも実施。生産者のマーケティングおよび6次産業化支援体制にも力を入れていくとしている。

また、2019年4月以降は、作成したカオスマップをもとに「できる.agri」参画企業の笑農和と協働して、ユーザーからの相談窓口となるコンシェルジュ機能を装備する予定だ。End