nendoとBE@RBRICKがコラボ
3次元的に感じられる2次元表現によるデザイン

▲Photographer : Akihiro Yoshida

フィギュアなどの企画・販売を手がけるMEDICOM TOY(メディコム・トイ)が展開する「BE@RBRICK(ベアブリック)」は、「デジタルなイメージのテディベアを作る」というコンセプトで、テディベア生誕100周年を迎えた2001年に誕生した約7cm大のクマ型ブロックタイプフィギュアだ。

このたび佐藤オオキが主宰するデザインオフィス nendoでは、BE@RBRICKとのコラボから「BE@RBRICK shadow」ができあがった。

▲Photographer : Akihiro Yoshida

このフィギュアシリーズでは、本体を構成する9つの基本パーツ(頭・腕・手首・胴体・腰・足)以外には何も付け加えず、「プリントのみで表現する」というルールがある。これまでにさまざまなブランドやアーティスト、アニメや映画などとのタイアップが行われてきた。

これまでnendoでは、2次元のグラフィックを無理矢理に3次元のフィギュアに施してきたことがあったそうだ。そこで今回はこうした面白さに着目、さらに発展させて、2次元表現がより3次元的に感じられるデザインを考案。

▲Photographer : Akihiro Yoshida

真っ白なBE@RBRICKに2階調のグレーをプリントして陰影をつけ、立体感を強調するデザインで、スポットライトが下から煽っているような「under」、背後から光が当たり逆光になっているかのような「behind」、斜め上から照らされているような「side」の3タイプができあがった。

パッケージはシンプルな黒色で、スポットライトの軌跡をあしらった。また、コラボレーションを示すロゴはいつも背中に施すのだが、このコラボでは足の裏にプリントして座らせたときに見えるようにしている。

▲Photographer : Akihiro Yoshida

なお、この「BE@RBRICK shadow」は、2019年4月9日(火)から4月14日(日)まで開催されるミラノデザインウィーク中に、期間限定でTENOHA MILANOにて発表・販売される。また、国内での発売は4月末を予定している。End