100%の生分解性を持つパネル「BAUX」を用いた
写真家 Jonas Lindströmによる実験「INTO THE WILD」

▲BAUX Acoustic Pulp

スウェーデンで開発された「BAUX Acoustic Pulpパネル」は、世界で初めての100%生物由来の建築材料だ。吸音力、安全性、耐久性、そしてサステイナビリティ、モダンな美的価値に優れ、さまざまな場所で幅広く使用されている。人間にも環境にも無害で、BAUXはアコースティックな革命だと謳っている。

製品の目的は、自然から工場へ、そしてまた自然へというシームレスなループを創り出すこと。すべての原料は自然から環境にやさしい方法で製造し、最終的な製品は100%の生分解性を持つそうだ。

そこで同社は、長年コラボレーションしてきた写真家のJonas Lindström(ユーナス・リンストレム)に協力を依頼。スウェーデンの森へ製品を吊り下げ、食べ物で引き寄せて、野生動物がこれにどうかかわりを持つか写真に収めることにした。

地元の猟師のアドバイスをもとに、種、リンゴ、エビなどを餌として設置。しばらくして、ヘラジカ、キツネ、シカ、イノシシ、マツテン、カラスなどが現れた。

はじめは動物を確認するためだけに、ふだんは猟師が使用する動き検出機能付赤外線カメラを使用。その後、一般的なカメラで撮影の予定だったが、リンストレムはその白黒写真を見て、このままにしたという。その結果として、とても魅力的な生き生きとした写真ができあがった。

また、この作品は同社のプロモーションにも使用されている。End