機械学習をもっと身近に
プログラマーがアートとの融合を図るアルゴリズムを構築

機械学習は既に、ほぼすべての産業や仕事において問題を解決する革新的な手段となっている。しかし、テクノロジー業界の外では、多くの人はアルゴリズムが何なのか、それがどう働くのか、ましてやどうやって学んだらいいかなどわからない。

そこで、プログラマーのEmil Wallnerはこの状況を変えようと考えたそうだ。機械学習について入門しやすくしようとの情熱から、アートと融合してみようと思いついた。そして白黒の画像に着色する方法を学ぶシンプルだが楽しいプログラムを開発。

彼はGoogleのオープンソースの機械学習プラットフォーム「TensorFlow」を使い、もっともシンプルなアルゴリズムを構築。無数のカラー写真について学習するようにプログラミングし、対象がどの色であるのが適当か選択できるようにした。

このアルゴリズムは、子供が初めて世界を知るように、だんだんと学習していくのだが、そのプロセスが愉快でしかも目に見える形で進んでいくという。

教室で学ぶような窮屈さがなく機械学習が理解できるそうなので、新進のプログラマーやアーティストに限らず、このコードをダウンロードして楽しんでみてはどうだろうか。End