コンテンポラリーデザインスタジオ we+
中国・深圳で「Drift」を披露

林登志也と安藤北斗によるコンテンポラリーデザインスタジオ we+は、中国・深圳のShenzhen Convention & Exhibition Centerで2019年3月19日(火)から3月22日(金)まで開催される「Shenzhen Creative Week」で、プログラムのひとつである「THE UPWARD SPIRAL」にて展示を行っている。

今回展示する作品は「Drift」。規則的に時を刻み続ける時計に、有機的に変化し続けるサーフェスを付加することで、時間を忘れてぼんやりと鑑賞するという逆説的な行為を促す時計である。

時間を表示する・時間を知るといった、時計本来の役割を超えたところにある新たな時計の可能性を提案している。一定のスピードで針が動くことで砂鉄は微細に変化を続け、そこから生まれる表情は、移ろいゆくものと時のはかなさを感じさせる。

同スタジオでは、家具やプロダクトの歴史やコンテキストを俯瞰しながら、既成概念に縛られない独自のコンセプト・製造方法で制作しており、「Drift」のような時間軸や自然現象を活用したアプローチを得意としている。

同展では、世界各国のデザイナーの作品が招待展示されており、次のデザインや産業の可能性を探るという。会期中、we+は複数のトークイベントにも登壇予定だ。End