アストンマーティンから「DBS GT Zagato」登場
デザインハウス「ザガート」設立100周年の記念モデル

イギリスの高級車メーカー・アストンマーティン(Aston Martin)は、60年にわたってパートナーシップを結んできたミラノの有名なデザインハウス「ザガート(Zagato)」設立100周年を記念したモデル、「DBS GT Zagato」のレンダリングを公開した。

これは、「DBZ Centenary Collection」と呼ばれるザガート100周年を祝うシリーズの1台で最新のもの。過去のアイコンに敬意を表しつつ未来のクラシックカーを作り出そうというユニークなプロジェクトだ。

DBS GT Zagatoは、同社でも圧倒的なパワーを誇る「DBS Superleggera(スーパーレッジェーラ)」をもとに、アストンマーティン・ザガートのデザイン言語の次なる進化を体現するもので、1960年代に生産されたオリジナルの「DB4 GT Zagato」の官能的なボディをモチーフにしている。

デザイン的には、象徴的な「ダブルバブルルーフ」を残し、円蓋部分を延長。よりピュアなルーフラインのために従来のリアウインドウスクリーンをなくし、フロントウインドウスクリーンの上からリアの先端まで流れる、すっきりとした彫刻のようなボディという、斬新な解釈となった。

「ダブルバブル」はボンネットの方にも続いており、オリジナルのアストンマーティン・ザガートのデザインを彷彿とさせている。

今回は、2019年後半にDB4 GT Zagatoを19台再生産するのに合わせ、DBS GT Zagatoを2020年後半19台生産、価格は600万ポンド(約8億7000万円)になるそうだ。End