NEWS | プロダクト
2019.05.15 14:04
イギリス・リバプールで手作りのタイルやテーブルウェアなどを手がけるGranby Workshop。その新作「STACKED BOTTLES」は、スリップキャスティング(鋳込み成形)を用いたまだら模様のセラミック製ボトル、カップ、瓶のコレクションだ。
同コレクションは、このスリップキャスティングと、創造的な製造技術としてのその可能性の探求からできあがった。一般的には大量生産で使用される技術で、石膏型に液体粘土を注ぎ、まったく同じ複製が製造できるのだそうだ。
このスタジオは積み重ねが可能なモジュール式鋳型システムを開発し、製造プロセスで使用。8種類の鋳型の組み合わせだけで、蓋のついた小さな容器からカップ、ポット、瓶、ボトルまで、何万個もの異なる形の容器が作れるようになった。
鋳型に液体粘土を流し込んだり、吹きつけたり、吸着させたりして、さまざまな表面を表現。外側は釉薬をつけないで装飾を加えず、キャスティングの継ぎ目が残るようにして、製作時にできた個々の鋳型の層がわかるようにした。焼き上げごとに、色や鋳型の組み合わせを変えることで、それぞれ1点ものに仕上がるのだ。