中国・蘇州市で計画されている「Shishan Park Rollercoaster Aviary」は、同市のLion Mountain Park（獅子山公園）の大規模なマスタープランと活性化の一環となるものだ。

このプロジェクトでは、使われなくなった既存のジェットコースター施設を16万平方フィート（約14,800平米）の野生の鳥を中心とした大型の動物保護施設に転換するそうだ。Kuth Ranieri Architectsがその設計案を公開している。

新しい円形公園の遊歩道は全長2kmにおよび、さまざまな既存の機能に加え、新しい社会的なプログラムなども展開される。中国の伝統ある水墨画にヒントを得ており、保護施設の新しい外観は背景にある獅子山と合わせて、層状の霧がかかった山なみを想い起こさせるデザインだ。

既存のジェットコースター施設には、新しいステンレススチール製のネットをかけて囲いにし、高架式の遊歩道と展望台を既存の構造物のあいだに作ることで、来場者は鳥を間近に見ることができ、獅子山を望む眺めや湖の向こう側に広がる新興地区を楽しむことができる。

この新しい保護施設は、忘れられたインフラを活用して、新しいエコパークとその周辺の開発の中心プログラムになるだろう。