現代美術を語るうえで欠かせないアーティスト
展覧会「ジュリアン・オピー」が開催

▲Walking in New York 1, 2019

東京・西新宿にある東京オペラシティアートギャラリーでは、2019年7月10日(水)から9月23日(月)まで、展覧会「ジュリアン・オピー」が開催される。

ジュリアン・オピー(Julian Opie、1958-)は、イギリスを代表するアーティスト。点と線という最小限の視覚言語を使い、生き生きとした人物像や風景を表現する作風で知られている。

▲(左から)Telephone, 2018、Running, 2018、Towers 1, 2018

グラフィックデザインやピクトグラムともシンクロするオピーの平面作品は、絵画という枠にとどまらないハイブリッドな魅力にあふれている。また、オピーは日本の浮世絵やアニメのセル画のコレクターとしても知られ、輪郭線を強調した彼の特徴的な作風には、その影響を感じさせるものがあるという。

作品の素材には、伝統的な絵画や彫刻だけでなく、LED ディスプレイや看板などの工業製品も採用。ありふれた素材から生み出される真新しい視覚表現が、年齢や性別、文化的な背景を超えて、幅広い層に支持されている。

日本の美術館では11年ぶりに開催される大型個展となる本展は、作家自選による絵画、彫刻、映像など、今回初めて公開される新作を中心に構成し、ジュリアン ・ オピーの現在が紹介される。End

展覧会「ジュリアン・オピー」

会期
2019年7月10日(水)~9月23日(月)
開館時間
11:00~19:00(金・土は11:00~20:00/いずれも最終入場は閉館30分前まで)
休館日
月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、8月4日(日)(全館休館日)
会場
東京オペラシティ アートギャラリー(3Fギャラリー1, 2)
詳細
http://www.operacity.jp/ag/exh223/