CO2資源化研究所がCO2からエタノールを製造する特許を取得
「CO2ポリエチレン」を開発して脱石油100%を目指す

▲Photo by Sime Basioli on Unsplash

東大発のベンチャー企業 CO2資源化研究所は、ポリエチレンの原料となるエタノールを、世界で初めてCO2から製造する特許を取得したと発表した。

ポリエチレンは、スーパーのポリ袋や食品トレーなどに使われている原料で、そのほとんどが石油由来のために地球にとって大きな課題となっている。

そこで、同社が開発した「CO2ポリエチレン」は、CO2を食べて育つ「UCDI水素菌」を核に、CO2と水素を原料とする世界初の画期的な素材。このUCDI水素菌は、24 時間で1個体が1600万個に増殖するそうで、脱石油100%を目指すという。

同社ではUCDI水素菌をもとにして、Biofeeds(飼料蛋白素材)、プロテイン、バイオジェット燃料、化学品の4分野で、食糧問題と低炭素社会の実現に向け、研究開発と産業化を進めたいとしている。End