大手子供服ブランド「mayoral」が新物流センターを建設
スペイン・マラガの繊維会社「Intelhorce」跡地を活用したデザイン

スペイン・マラガで長年親しまれ、2004年に倒産した国営の繊維会社「Intelhorce」。その跡地を、大手子供服ブランド「mayoral(マヨラル)」が新しい物流センターとして利用するプロジェクトがスタートした。

System Arquitecturaによる本館の改修では、主要な構造は手直ししつつ、内部空間を維持しながら、mayoralを象徴する新しいファサードをデザイン。残りの製造エリアは将来的な会社の拡大に備えるという。

デザインコンセプトのベースとなるのは、エネルギー効率の向上とCO2排出量の削減。新しいファサードは、スペイン国内でも最大規模のGRCパネルの日射遮蔽システムとなる。生地のプリーツからインスピレーションを受けたデザインで、直達日射量を39%まで削減できる機能的な外装となり、mayoralの新しいシンボルにもなるだろう。

そして、歴史ある建物と新しい外装との融合も課題になったという。その結果、既存の構造の横断面の縮尺と比率を、パネルのベースになる形状として採用しているそうだ。End