UNQUOTEのシェアオフィスプロジェクト「STUDIO 080」
ロードサイド型シェアオフィスの心地良いゆるさを期待

UNQUOTEの「STUDIO 080」は、宮城県仙台市内の国道沿いに位置する元新聞社印刷工場の建物をシェアオフィスへ転用するプロジェクトだ。中心市街地から離れたロードサイド型のシェアオフィスのあり方を考えたという。

運営する丸山運送のノウハウを生かした物流サポート、ビジネスインキュベーションの核としても機能する「人と物を動かすシェアオフィス」を構想。その特異性に呼応した空間を目指した。

▲PHOTO Atsushi Shiotani

元の大きいボリュームを活かしながら、「モノのための空間」から「人のための空間」への転用を図っている。第1期工事として事務所やシャワー室として利用されていた区画をワークスペースとし、タイヤの保管庫となっていた区画を大きなイベントスペースにリノベーション。

同プロジェクトでは、UNQUOTEがシェアオフィスのヴィジュアル・アイデンティティの作成およびコンセプトムービーの作成、ウェブサイト制作を一括して行った。ロゴデザインは正円を4つ並べるだけという極めてプリミティブなルールのみを規定し余白を残した。

▲PHOTO Atsushi Shiotani

今後、ロードサイド型のおおらかなシェアオフィスとしてのゆるさがにじみ出ることを期待しているそうだ。End