チームラボがナショナル・ギャラリー・オブ・アートで開催中
「日本美術に見る動物の姿」展で作品を展示

チームラボは、米ワシントンD.C.のナショナル・ギャラリー・オブ・アートで開催中の、動物表現に関連した大型の日本美術展「日本美術に見る動物の姿(The Life of Animals in Japanese Art)」にて、「世界は、統合されつつ、分割もされ、繰り返しつつ、いつも違う」を2019年6月2日(日)から8月18日(日)まで展示する。

本作は、伊藤若冲(1716–1800)の、画面全体を数万もの升の形に区切って升目ごとに彩色する「升目画」に着目したインタラクティブな作品で、「鳥獣花木図屏風」や「樹花鳥獣図屏風」がモチーフだ。

升目画にはどこかコンピュータの機能的制約から生まれたピクセルアートに通ずるところがあるとして、仮想の三次元空間上で動植物を立体物として動かし、その空間を「超主観空間」によって映像化した。

画面の升目が固定されたまま空間は動いていくので、升目内の彩色は空間とは違う時間軸でうごめく。さらに、鑑賞者が作品の前に存在するとき、その近くの升目も同様に塗りつぶされていく。鑑賞者の存在によって、升目画の世界と、升目によって抽象化されて描かれた世界とが混ざりあうのだ。End

The Life of Animals in Japanese Art(日本美術に見る動物の姿)

会期
2019年6月2日(日)~8月18日(日)
月曜日~土曜日 10:00~17:00、日曜日 11:00~18:00
会場
ナショナル・ギャラリー・オブ・アート 東館 コンコースギャラリー
詳細
https://www.teamlab.art/jp/e/ngawashington2019/