台湾の大型書店のためのインスタレーション
「袋綴じ」をモチーフにしたCheng Tsung FENGの新作

台湾の大型書店チェーン「誠品書店(Eslite)」の創業30周年を記念した大型インスタレーション「Reading, a bridge」が公開された。

同国のアーティスト Cheng Tsung FENGによる作品で、長い歴史のある製本技術「Chinese Stitched Binding(袋綴じ)」がモチーフとなった。素材は日本製の杉、綿ロープ、再生紙を使っているそうだ。

アイデアが文章になるとき、紙に書かれ、紐で束ねられ製本される。FENGはこの平らな袋綴じ本を立体的にし、1500枚以上のタイルの並べるようにして、店舗内のエスカレーターを橋やトンネルのような移動スペースにした。

エスカレーターは本がページをめくるように動くものだ。その上に足を乗せて動いていく動きは、読書と似たようなものだ。本を開いて読み始めると、心と意識は躍り留まることを知らない。

読書は、過去と未来、現実とフィクション、異なるアイデンティティ、世界中の至る所へと移動できる橋のようなものだというのが、このインスタレーションに込めた想いである。End