日比野設計+幼児の城による感受性を育む園舎
イタリアのデザインコンペティションで入賞

▲YM Nursery

イタリアの国際的デザインコンペティション「A’ Design Award & Competition 2019(エーダッシュデザインアワード&コンペティション2019)」において、日比野設計+幼児の城が設計監理を行った園舎が受賞した。

▲Kinari Kindergarten and Nursery

▲Kinari Kindergarten and Nursery

▲Kinari Kindergarten and Nursery

認定こども園「Kinari Kindergarten and Nursery」は、静岡・浜松が発展する基礎となった遠州織物をデザインコンセプトとして、地域住民から活動の様子が見えるアトリエやダイニングルーム、無垢でまっさらなという意味を込められた「生成り」という園名、遠州織物で作られたオリジナルトートバッグの作成等を通して、地域との繋がりを生み出すと同時に、子ども達が安心して生活できる環境となっている。

▲YM Nursery

▲YM Nursery

▲YM Nursery

鳥取・米子にある幼稚園「YM Nursery」は、豊かな自然環境の特性を取り込み、日常生活の中で自然を感じ、子どもたちの感受性を育む園舎。4種類の金属で作られた床サイン、樹種、形、レイアウト、見た目、感触がそれぞれ異なる木のフローリング、本物の石を使ったロッククライミングなど、手や足で自然素材に直接触れることで、子どもたちの脳を刺激し、発達を促すという。

両園では、「スマホ子守」による子どもの運動不足、五感や言語発達の遅れ、視力低下といった近年の課題に対するデザインアプローチが評価されたそうだ。End