マルタン・マルジェラ ファン垂涎のオークションと個展が
サザビーズパリで開催

▲Martin Margiela Men, Spring-Summer 2006

表舞台にまったく姿を見せない、「顔のない」デザイナーとして知られる マルタン・マルジェラ(Martin Margiela)は、現代のファッション業界でユニークな刷新を行った数少ない人物だ。

一度もインタビューを受けたことがなく、「カレンダータグ」と呼ばれる洗練された白いブランドラベルにはロゴが一切ない。そして、服を分解することによって服の構造を探求するのが、彼のラディカルなアプローチなのである。

▲Martin Margiela, Fall-Winter 1999-2000

そんな彼の個展と、ファン垂涎の1回限りのオークションが、サザビーズパリで行われることになった。2019年9月20日(金)から9月25日(水)まで開催される個展は、個人コレクションから服とアクセサリー 220点を披露。

▲Martin Margiela, Artisanal. Spring-Summer 2001

▲Martin Margiela, Spring-Summer 2006
Credit: Sotheby’s / Art Digital Studio

また、オークションは2019年9月19日(木)から10月1日(火)までの日程で開催。1989年から2006年にかけてマルジェラをもっとも象徴するプレタポルテや限定アイテムなどが登場する。

落札予想価格は、1997年春夏Stockmanコレクションのリネンジャケットが7,000~9,000ユーロ(約85万~109万円)、Artisanalコレクションの40着限定品が5,000~7,000ユーロ(約61万~85万円)、5点だけが作られたトランプでできた伝説のメンズベストが8,000~10,000ユーロ(約97万~122万円)なのだそうだ。End