フェスティバル/トーキョー実行委員会は、2019年10月5日（土）から11月10日（日）まで東京を基点に開催される、人と都市から始まる舞台芸術祭「フェスティバル/トーキョー19（F/T19）」の全プログラムを発表した。

同時代の舞台芸術の魅力を多角的に発信し、社会における芸術の新たな可能性を追究する都市型フェスティバルのF/T。2009年の開始以来、国内外の先鋭的なアーティストによる、演劇、ダンス、音楽、美術、映像等のプログラムを、東京・池袋エリアを拠点に実施。

▲セノ派「移動祝祭商店街」 Photo : Ryosuke Kikuchi

▲マグダ・シュペフト「オールウェイズ・カミングホーム（仮）」

今回は「からだの速度で」をテーマに、ジャンルや国を横断した12組のアーティストが8か国の拠点から集結、15以上の多彩なプログラムを展開する。

▲キム・ジョン「ファーム」

▲香料SPICE「新丛林 ニュー・ジャングル」

オープニングは舞台美術家による新たな祭り「移動祝祭商店街」をトランパル大塚や豊島区内商店街で実施。舞台美術家で結成された「セノ派」が商店街に滞在し、地域の特徴を取り入れた特別な山車をつくるそうだ。

▲JK・アニコチェ×山川 陸「Sand (a)isles（サンド・アイル）」

F/Tは、ここでしか出会えない国際共同製作をはじめ、劇場並びにまちなかでの上演、世界各地の新しい波の紹介、市民参加型の作品など、多彩な体験の場を生み出しつづけてきた。2016年からは東京芸術祭の一部として、幸福な出会いに満ちた、よりジャンル横断的な創作を紹介している。