米ニューヨーク州の郊外に完成したプールハウス
どこからでも屋外に出られる開放的な設計

米ニューヨーク州ウッドストックの郊外、Catskill forestに完成したプールハウスは、広さ2,000平方フィート(約185平米)、幅わずか18フィート(約5.4m)のスリムな建築だ。

高くそびえる木々のあいだにすっぽりと収まっており、全長60フィート(約18m)の屋内ラッププール、スパ、エクササイズルーム、さらには林床にまで続く屋根付きデッキを設けた。

設計を手がけたNorth River Architectureのデザインコンセプトは、すべてのファサードから屋外に出ることができる開放性。冬のあいだは、三重ガラスをはめ込んだ扉により、室内を明るくて風通しが良いように保ち、エネルギーも節約。気密性と断熱性のあるパッシブハウスの原則に従い、建物とプールを一年中快適に保つためのエネルギーを大幅に削減している。

フローリングやデッキ、天井にはサペリ材を使用。地元産の石灰岩の床や、防水性のある練り塀、ガルバリウム鋼板の屋根、ストローブマツの壁板や木内など、耐久性と美しさに優れた材料を選択した。これらの大部分は建設現場から出たものだそうだ。End